ひとりでできるちいさなパン屋「スモールベーカリー」をコンセプトに、ちいさなパン屋を運営していくノウハウについて詳しく解説しています。
食品表示ラベルの印刷にラベルプリンターを買いたいんだけど、どれがいいかな?
こんな悩みにお答えします。
この記事は以下のような方におすすめです!
- 食品表示ラベルを印刷したい人
- 作業場所に持ち運んでラベルを印刷したい人
- 大量のラベルを高速に印刷したい人
詳しく解説していきます。
なぜラベルプリンタが必要なのか?
店舗だけの営業でも、個包装したパンや焼き菓子には食品表示ラベルの貼り付けが義務になっています。
個包装が必要な状況
・ラスクや焼き菓子など個包装で販売する商品。
・イベント出店。
・冷凍便などのオンラインショップ対応。
最初はラベルシートに印刷して、必要なサイズにカット。
消費期限の日付だけ、回転式のスタンプを押していました。
イベント出店も年に1度のパン祭りだけ。
委託販売で少し量があったぐらいでしたが、ある日イベント用に卸したラスクで大きなミスを犯してしまいました。
賞味期限が一年前なんだけど…
年をまたいだ消費期限で、回転式のスタンプの「年」の方を更新しわすれていました。
単純なミスでしたが、シュトレンなどクリスマス前のバタバタ時期で簡単な確認も忘れる状況でも、安心して作業ができるようにとラベルプリンタを導入しました。
導入したラベルプリンタ「TD-2130NSA」
TD-2130NSAは食品表示ラベル向け業務用感熱ラベルプリンター。
基本的な機能はこちら
・操作パネル
・液晶ディスプレイ搭載
・時計機能
・日付・時間の自動加算機能
・スタンドアロン(本体だけ)でもラベル発行可能
液晶がついていないTD-2130Nもあります。
TD-2130NSAを選んだ理由は、スタンドアロンで動くタイプの商品が欲しかったから。
普段はMacを使っているため、ラベルを作るソフトは非対応。
通常は使うことができません。
そのため、店舗に共用のタブレットPCがあったので、データはそちらで作成。
本体に転送してスタンドアロンで使用していました。
TD-2130NSAの使い心地
第一印象は、とにかく印刷が早い!
通常使いでは、特に速度は必要ないのですがイベント出店(特にパン祭り)では、大量のラベルを印刷します。
100枚前後の大量印刷も早い
とにかく印刷速度がすごい。
早すぎて、出てきたラベルの回収が追いつかないほど。
普段は数枚なので、あまり実感はないかもしれません。
ラベルが剥がしやすい
ラベルは1枚ずつ剥がれるタイプなので、つながったままでも作業がしやすいのがメリット。
数枚の時もラベルだけ剥がしてラベルがついているシートはそのままにしておくこともできます。
見やすい印刷品質
小さな字でも見やすい印刷品質です。
原材料が多い場合でも、きれいに見えます。
TD-2130NSAの気になるところ
液晶ディスプレイが見にくい
スタンドアロンで活躍する液晶ディスプレイ。
ファイル名の付け方を間違えると、どのパンかわからなくなります。
例
・表示:70 気まぐれラ 実際:気まぐれラスク(サクサクシュガー)
・表示:71 気まぐれラ 実際:気まぐれラスク(にんにくラー油みそ)
表示する文字数が少ないので、名前の付け方は重要になってきます。
修正
・表示:70 サクサクシ 実際:サクサクシュガー(気まぐれラスク)
・表示:71 にんにくラ 実際:にんにくラー油みそ(気まぐれラスク)
それでも表示できる文字数が限られてるので、何度か試すことに。
番号で管理するのが1番なので、番号の早見表を作っておくと便利です。
データ転送が面倒
スタンドアロンで使う場合、データ転送が面倒です。
スタンドアロンで使う場合、
・PCで専用ソフトを使ってデータを作る。
・専用の転送ソフトを使って本体にデータを送る。
・本体からデータを読み出して印刷。
一度登録すれば、忘れてしまうぐらいこの作業はしないのですが、ちょっとデータの変更をしたい時は少し面倒。
いつもPCを使っている場合は、少し手間が減るかもしれません。
専用のロール紙が高い
TD-2130NSA専用のロール紙が結構なお値段。
価格の方が、
・3ロール分:5,000円。
・1ロール分:1,666円。
・1ロールあたり:1,126枚。
・1枚あたり:1.5円。
使っていたのが、40mm x 60mmのちいさめのサイズ。
互換品を使うともう少し安く使えます。
互換品を使うと約1円。
品質は純正品の方が上ですが、使い捨てなので安い方がお得です。
TD-2130NSAのメリット/デメリット
TD-2130NSAのメリット、デメリットをまとめてみました。
メリット
・作業したい場所で使える(コンセントが必要)
・1枚ずつ剥がれる使い心地のいいラベル
・印刷したラベルがきれいで見やすい
デメリット
・Mac非対応
・専用ソフトが使いづらい
・ロール紙が高い
まとめ:食品表示ラベルをスタンドアロンタイプで印刷したい人に最適なラベルプリンタ
印刷速度が早く、使い勝手もいいTD-2130NSAは食品表示ラベルをスタンドアロンタイプで印刷したい人に最適なラベルプリンタです。
まずは食品表示ラベルを使うパンの数を計算して、自分の使い方に合うか確認してみてください。
使い方が合えば、何年も使い続けられるラベルプリンタになると思います。
この記事が、独立を目指す皆さんのお役に立てれば嬉しいです。