ちいさなパン屋さんを収益化する5つのコツ

ちいさなパン屋さんを収益化する5つのコツ
① 集客を学ぶ
② 同じジャンルのパン屋さんの商品を調査する
③ お客さんの需要を読み取る
④ 収入額の目標を立てる
⑤ 新作を作り続ける

詳しく見ていきましょう。

目次

1.集客を学ぶ

ちいさなパン屋の収入は、毎日の来店数に比例して伸びていきます。

そこで、まずはお店の来店数を増やすことが大切です。

世田谷の店舗時代では、ポイントカードや季節ごとに近隣のお家にチラシを配ったり、ちいさなイベントを開催したりと定期的に来店数が増える仕掛けをしていました。

食べてもらえる機会が増えれば、リピーターになってもらえるチャンスが増えて、来店数が安定します。

パン屋さんだけではなく、居酒屋など他業種の取り組みに注目してみるのもいいかもしれません。

2.同じジャンルのパン屋さんの商品を調査する

なぜあのお店は売れるのか?

他のジャンルのパン屋さんの商品を調査しても、参考にならないことがよくあります。

同じジャンルだからこそわかる問題点や難しさを他のお店はどうクリアしているのか?
どんな工夫をしているのか?

同業者だからわかる視点で調査してみましょう。

そうきたか!という新しい発見がたくさんあります。

3.お客さんの需要を読み取る

大抵のお客さんは、思っていても要望や苦情は言いません。

なので、要望や苦情は需要の合図。

他にも同じことを思っている人がたくさん居るはずです。

食べたいパン、必要としているパン、早い時間帯でのパンの売り切れ、会話の中から需要を読み取りましょう。

世田谷時代は常連さんからの要望ラッシュでした。

新規の需要、常連さんの需要、バランスも大切。

4.収入額の目標を立てる

ちいさなパン屋で収入を稼ぐ、収益目標を設定しておくとモチベーションにつながります。

こちらの目標は
・何年後にどのくらいの売上を稼ぐか。
・どのくらいの収益を上げるか。
・お店の規模はどうするか?

現実的で具体的な数字をイメージします。

売上なら初年度は500万、2年めは600万、3年めは700万…と5年めぐらいまでの目標を立てます。

2年めのプラス100万は何をするのか?

3年めのプラス100万はさらに何をするのか?

パン屋のパンのラインナップは季節商品が多くあります。

初年度でやりきれなかった季節商品の問題点、改善点を書き出して来年はどうするのか?を残しておきましょう。

次の年は確実に実施、さらにできなかった部分、改善点を書き残して次に繋げる。

自分でパンを焼いて、売ると1年はあっという間です。

数ヶ月ごとに見直しをすることが大切。

高い目標をクリアするにはある程度の時間がかかります。焦らず一歩ずつ。

5.新作を作り続ける

常にアンテナを張って、新しいことにチャレンジして新作を作り続けましょう。

チェーン店で店長をやっていた頃、毎月の新作が10点以上ありました。

ひと月経って、レギュラーで残るのは1点あるかどうか。

人は飽きっぽく、安定を求めるもの。

どんなに美味しくても、食べ続ければ飽きてしまいます。

新作を作り続けるなかで、お客さんがまた戻っていくパンがほんとうに売れるパン。

その中で生き残る新作パンが出てきたら、大切に育てていきましょう。

当店のカヌレはマルシェで口コミだけで人気が出た商品。

気に入ってお友達にプレゼントして頂き、その友達がマルシェに買いに来て…とリアルな連鎖反応で人気に。

SNSとは違う反応も新作を作る楽しみの一つ。

まとめ

収益化はお店をやり続ける間、常についてくる言葉です。

先月は黒字だけど、今月は赤字だった…ということも、よくある話。

季節や天候、地域の動向に左右されやすいのもちいさなパン屋さんの宿命。

その時、その時で一喜一憂するのではなく、年間トータルで収益化を目指しましょう!

この記事がちいさなパン屋さんを運営する皆さんのお役に立てたら嬉しいです。

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